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■所在地佐賀市松原 ■年代近世 ■登録ID901
八代藩主鍋島治茂は、藩校として松原小路に弘道館を創設した。その後、天保11年(1840)に十代藩主直正が北堀端に校舎を移し17歳以下が学ぶ「蒙養舎」を建てた。 勉強の内容は漢学を中心に儒学に関するものが多く、礼法や算術、書道があり、武芸として柔術、弓術、馬術、水練などがあった。 当時、教科書として使われていた「礼記」王制篇第五の612頁に「勧功興学」という文がある。 この蒙養舎時代の教科書が現在、多久市郷土資料館に保存されている。
出典:ふるさと勧興(P.48)