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楠木神社
祭神 楠木正成 創立 不詳。菖蒲遠江守が足利尊氏の後を追い九州まで来て動静をさぐっていたが、楠木正成が亡くなった事を知り建立したという言い伝えもある。 祭日 10月15日 供日祭り。12月 年末祭り。氏子 41戸。 敷地面積290坪。建物15.18坪。神木 椋の樹(樹齢200年)。法人格の有無 無 九州にのがれた足利尊氏の後を追って動向をさぐりに来た楠正成の家来菖蒲氏が、のち楠正成の戦死を知り此処に楠木神社を建立したと伝えられている。菖蒲にある。
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牟田寄遺跡出土銅印
重要文化財
牟田寄遺跡は、佐賀市兵庫町にあり、標高3メートル前後を測る低平な沖積平野に立地する。当遺跡は、弥生時代、古墳時代、奈良時代、平安時代、鎌倉時代、室町時代と多岐にわたる時代の遺構・遺物が確認されている。なかでも中心となるのは弥生時代後期で、特殊な柱穴構造を呈した掘立柱建物群等の遺構や、土器・木器などのおびただしい量の出土遺物などから、当該期に大規模な集落が展開していたことが明らかになっている。 また、大規模な谷地形(流路)があることがわかり、この部分の埋土中からは、貝層とともに各時代の土器、石器、自然遺物を多量に出土した。 これらの出土遺物に混じって、銅印が検出された。総高4.3センチメートル、印台高0.45~0.6センチメートル、印面方3.4センチメートル、重さ105グラムで、文字の解釈は確定していない。この銅印の所属する時期は、同一層位から出土した土器から判断すると9世紀から10世紀のものと推定される。 年代と印形態がほぼ合致すると考えられ、古代銅印の発達史を知る上でも貴重な資料である。