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吉村家住宅
重要文化財
上無津呂は筑紫山地の中心部であり、佐賀県の代表的山村である。この山間部には棟(むね)が一直線をなす直家(すぐや)形式の民家が多数みられる。吉村家住宅はその代表的な家屋の一つで、西北隅の部屋の側(そば)桁(けた)継ぎ手部分に書かれた墨書銘には 大工 落合村 羽右衛門 とあり、この家屋が天明9年(1789)に建築されたものであることがわかる。これは本県下における年代の明らかな民家としては最古のものである。 建物は南面し、桁行(けたゆき)8間(約14.4メートル)、梁間(はりま)5間(約9メートル)、寄棟(よせむね)造り、内部は東に土間をとり、床上は5室に分かれる。 間取りは当初東側を土間ニワとし、これに沿って12畳の「ナカエ」をおき、この上手表側に4畳の「ナカザ」と8畳の「ザシキ」、裏側に細長い「ナンド」、ナカエの裏側に台所を配していた。この間取りは三間取広間型系の発展した形とみることができる。 なお、昭和57・58年度には、老朽化が激しいこともあって、半解体修理が実施された。 吉村家住宅は、佐賀県北部山地に多い直家形式の農家として、年代の明らかな民家として学術的価値が高い。
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天満宮
梅田公民館の南側の境内に氏神様として、菅原道真公を祭神とする天満宮がある。新しい村作りはよい子を育てることにあることから、幼年時代からよく勉学に励み将来この村落を背負って立つ立派な人間になってくれよと祈念して、まずは天満宮を祀ったのである。この天満宮の外に境内に身代り観音を祀ってある。昭和49年7月にこの邑の3歳になる女の子が交通事故に遭って死亡したことから悲しみに耐えず遂に身代り観音の建立となったのである。 氏神としての天満宮祭は毎年10月25日、夏祭りの祗園は8月13日、観音祭は8月7日が例祭日である。例祭に必要な経費は、各家々から徴収したり寄付するのではなく、日頃普段に上がったお賽銭で賄い年間の4万円ぐらいで楽にできるとの事である。また毎日毎日のお茶・お水・御仏飯等は当番制で家廻しに用意し、次々に諸道具を送ることになっている。この村でも以前は子どもの行事として、この境内にほんげんぎょうもやったが今日では廃止している。