石造肥前鳥居 慶長八年の銘あり 一基

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石造肥前鳥居 慶長八年の銘あり 一基

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■所在地佐賀市本庄町大字本庄 本庄神社
■文化財指定状況佐賀県 重要文化財
■文化財指定日昭和39年5月23日
■登録ID5266

本庄神社の二の鳥居とされる肥前鳥居は、神社の門に通じる石橋の前に建てられており、慶長8年に鍋島直茂によって建立されたものである。
高さ3.8メートル、笠木(かさぎ)の長さ5.15メートルで、笠木と島木および柱・貫(ぬき)はいずれも三本継となっている。島木は形式化して笠木と一体となり、木鼻(きばな)はゆるやかに反っている。柱の上端に台輪があり、下部になるにつれて次第に太くなり基部は埋め込まれており、肥前鳥居の形式をよく備えている。
県内に広く分布している石造肥前鳥居は、地方色のある鳥居として注目されているが、本庄神社の烏居は、古い造立銘を有する鳥居のひとつとして価値が高い。
両柱には、次のような銘が陰刻されている。
大日本國鎮西肥前州佐賀郡与賀荘
本荘淀姫大明神奉建立石烏居二柱
大徳本主鍋鳴加賀守豊臣朝臣直茂
慶長八年癸卯九月廿八日
 (願文略)