赤松小学校の校務日誌 一括

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赤松小学校の校務日誌 一括

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■所在地佐賀市中の館町 赤松小学校
■文化財指定状況佐賀市 重要文化財
■文化財指定日平成7年10月23日
■登録ID5182

赤松尋常小学校は、明治41年(1908)に創立され昭和16年(1941)の赤松国民学校を経て、昭和22年(1947)に佐賀市立赤松小学校となって現在に至る。創立時には佐賀高等小学校及び市議会の一室をもって仮校舎としていたが、明治22年(1889)に佐賀城本丸跡の東半部に市立佐賀商業学校の新築完成後、西半部に新校舎を建て、平成5年(1993)までこの地に存続した。
この赤松小学校には、創立からの校務日誌が保存されている。日誌は墨書、ペン書き、ボールペン書き(鉛筆書き)と時代を追うごとに変化しているが、そこには校内の行事を中心に、当時の学校生活の内容が記されている。また、行事関係だけではなく、その時代の状況も推しはかられる記事があり、佐賀市の近現代の歴史を垣間見ることができる。
例を挙げれば、大隈重信や伊藤博文の死去に際しての学校としての対応、昭和大恐慌時の古賀銀行休業に関する人身動揺に対しての学校としての対処、戦時下の空襲の状況などがあり、校務日誌のなかにも所々に社会情勢が反映されている。
この日誌は、学校教育の歴史を物語るものとしてだけではなく、佐賀市の近現代の歩みを知ることのできる資料として貴重である。