鍋島家紋

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鍋島家紋

■所在地佐賀市(赤松)
■登録ID2490

杏葉紋はもともと馬具の杏葉に象ったもので、その形成上から2個以上をもって紋と成してあるものが多い。鍋島家の紋は杏葉の紋である。「藩翰譜」によれば、鍋島直茂が今山の戦いに勝利したことにより、敵大友八郎の紋をわが紋にしたとあり、それまで用いられていた剣菱紋は、以後かえ紋として使用されたようである。
また一般に杏葉紋には葉脈はないが、鍋島本家の杏葉には葉脈がかたどってあるため、後世、茗荷紋、とくに「だき茗荷」などと見誤られることとなった。ちなみに嫡子や三支藩、または親類の白石鍋島家の紋には葉脈がなくおしべのついた花杏葉が用いられ、それぞれおしべの数が異なっている。

出典:あゝ佐賀城その歴史と周辺P9