三界萬霊の石塔
三界萬霊の石塔
■所在地佐賀市若宮1丁目17-44
■年代無し
■登録ID1843
この石塔は、西氏方の北西角・市道(三叉路交差点)との境界線上に、道路側を向いて建立されている。
西氏の説明によれば、「私が、嫁に来たときには、既にこの石像はこの位置にあり、父母が熱心に祀られていた。昔から、道路側を向いて立てられており、曽祖父の時代(恐らく明治時代以降と思われる)は、石塔の前の道路上に、筵を敷いて近所の子ども達を招いて、煮豆等を振る舞っていた。道幅も狭く、三叉路の交差点でもあったことから、馬車が通る時、よくこの石塔に馬や、馬車が引っ掛けて、数100m南方まで引きずられて行かれる事もよくあった。しかし、この神様は、又もとの位置に戻られ、何の祟りやお咎めもなく、優しい神様だ」と夫が話していた。
今も、月に1回は、この神様に、酒と塩を供えて祀っている。
石塔は、2つに分けて2体として立てられているが、本来は、これを一段に重ねて立てるのが本当の姿であるが、重くて重ねきらないこととや重ねて立てると危険性もあることから2つに分けて立てられている。
出典:現地確認 西氏の説明