大門遺跡

大門遺跡

■所在地佐賀市金立町大門
■登録ID1752

 字大門にある、金立山のふもとで、標高60m前後の低い丘陵地にある複合遺跡である。
 金立川、巨勢川、上流の小川を挟み、西方には大門西遺跡がある。昭和47年に2次にわたる調査が行われ、縄紋時代前期・(曽畑式)。後晩期の土器・石器・土製品、弥生時代のかめ棺墓や時期および性格不明の配石遺構が検出された。縄紋時代の遺構は、かめ棺墓によって破壊され、石斧・石錐・石さじ・十字形石製品・石錘・磨石などが出土している。
深鉢形土器2個が4mほど隔たって埋置されていたが、これは、かめ棺として使用された可能性もあると考えられている。
 弥生時代のかめ棺基(16基)は、中期前半から中ごろにかけてのもので、いずれも水平に埋置され、副装品をもつかめ棺はない。
 15基のかめ棺から、人骨が発見されている。

出典:ふるさと金立(その2)p.9

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