若宮社

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■所在地佐賀市鍋島町大字八戸溝1366 (江頭 西八田)
■年代近世
■登録ID1675

地元の古老の話では、「昔流行病で多くの子どもが亡くなり、また、水死事故も相次いだことから、地域の人は現在地に神仏を祀ることにした」といわれている。
昔は、べんじゃさん(弁才天)と言っていて、河川を神格化した女神で、弁天の祠が水辺に多くあるのは河川の神であったことに由来している。
また、天神さんも祀られており、お祭は、毎年12月の第2日曜日に行われる。
その他境内には、肥前鳥居「若宮社」があり、慶應4年(1868)西八田村中とあり、当初江頭公民分館前にあったのを大正14〜15年頃に現在地に移されている。
また、石塔としては、「猿田彦太神」安政7年(1860)、「馬頭観世音菩薩」明治14年 (1881)3月吉日 、「北星妙見菩薩」明治30年(1897)3月吉祥日が設置されている。
木仏としては「妙見菩薩」があり、妙見菩薩は、国土を守護し、災いを消し、敵をしりぞけ、福寿を増す仏とされている。

出典:鍋島町史 P165 地域の人からの聞き取り 現地確認

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