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[産業][その他][蓮池校区]は3件登録されています。
産業 その他 蓮池校区
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たんどん(握りたどん)
たんどんはコークスの粉と、潟泥(川岸にたまった軟らかい泥)を混ぜて成形する。一般家庭では直径20cmばかりの鉄の輪に材料を入れてひらたいたたき棒で叩いて固め、2・3日天日に干して乾かす。このたんどんは風呂やいづみベッチィ(七輪の大きいもの・改良かまど)の燃料とした。 このたんどんの普及は、蓮池には城原川沿いに数軒の瓦工場があって、コークスの粉が容易に手に入ったことによる。 蓮池町内には数軒のたんどん屋があり、主に女性の内職として握られていたが、これは握りたんどんといって石炭の粉を材料に手で握って作られていた。これは火力があり、火持ちがよかった。
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産業市
戦後、蓮池振興の一環として、農業機械市、産業市が開かれる様になり、近在からの人出が見られた。商栄会も桜まつりを行っているが、昭和48年には、桜まつり少年剣道、スケッチ大会を行い、久しぶりの人出で賑った。
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師走講
蒲田津の江湖ばたは下関や五島方面からの海産物、魚肥、木炭などの船で賑わった。師走には、新旧の正月を控え、塩魚の船がおし合い、塩だらけのブリ、タイ、カナヤマなど大きな取引きが行われ、遠くは福岡県甘木あたりからも商人が来た。「師走講」であろうか。歳末おろし大売出しである。 後で問屋の番頭さん達は、竹の篭に紙をはった「手行李」に帳面や矢立を入れて大風呂敷で背負い、集金旅行をした。