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[民俗・芸能][その他][開成校区]は2件登録されています。
民俗・芸能 その他 開成校区
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八戸溝の力石
石に対する信仰の1つで、神の依代(よしろ)となっている石を持ち上げて豊凶を占うのであったが、後では娯楽化して男の子が力試しをして少年期からさし上げて、力量を試しあった。また、米1俵を肩に担いで乗せることが、若い衆として認められる資格であった。八戸溝の力石は、薄茶色の卵型で、鳥居の側に置いてあり、少年や青年たちは競って挑戦していたが、持ち上げる人は村中に数人しかいなかった。その力石は、昭和30年代までは存在していたが、その後川岸の護岸として埋められた。
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荒神さん
昔の農家の家造りは、玄関から台所(くど、へっつい)までは、庭中(田の土で固めてある)があり、玄関の戸は重たいよろい戸であった。庭中の中央辺りに「荒神柱」が建ててあり、神棚を設け、お供えものをして荒神さんを信仰していた。八戸溝のほとんどの農家には終戦後あたりまでは見られたが、現在は改築されその面影を見ることはない。 また、鍋島町内のある町区では、くど(へっつい、かまど)の形の餅を備え、正月9日に女性だけが頂く町区もあった。あくまで、台所は女性の働く場所で、男性は立ち入りしないのが良いとの風習があったためだろう。