渡し場

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■所在地佐賀市嘉瀬町有重
■年代近代
■登録ID79

徳善院が鍋島家の祈願院であったため、参詣者は西今宿の渡しを利用し、本庄江を渡り寺院に参詣していた。
江を渡って、徳善院まで灯明台が並び建っていたと、近所の人から説明を受ける。
西今宿の渡し場は、干潮時に川底の潟泥が現れた。両岸につくられた石畳の間に船を横にして人は通ったと。
本庄江には、今津の渡しや丸目の渡しがあった。嘉瀬川には、久保田町の酒屋から新町にかけて、渡し場があった。ここは、干潮時には、両岸から渡し船を出し、連結され、その上を通っていた。昭和45年(1970年)久保田橋の完成まで渡し場はあった。
本庄江、西今宿(有重)の渡し場灯明台は、一基だけ残り、昔を偲ばせてくれる。

出典:嘉瀬町の見どころ22選(P.17)