古賀廉造

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古賀廉造

■所在地佐賀市兵庫町
■登録ID576

法学博士古賀廉造は佐賀市高木町に生まれたが、少年のころから中野吉の叔父、松永源十郎宅で成長した。後上京して刻苦勉励、法学を修め内務省に任官した。原敬(元首相)と肝胆相照らす仲となり、累進して警備局長、関東都督府長官(関東庁長官の前身)として敏腕を振るった。
当時佐賀県出身の中村純九郎(北海道長官、貴族院議員)水町袈裟六(会計検査院長)西久保弘道(東京市長)と親しく将来の大物と嘱望されたが、個性が強く、政界の人々としばしば意見が対立し、潔く職を辞して、自然を友とし、東京池尻に居を定められたが、まもなく逝去された。佐賀市南堀端にある故副島種臣伯の記念碑は古賀博士の書である。

出典:兵庫町史p221