太刀  銘康(以下不明)伝康光  一口

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太刀  銘康(以下不明)伝康光  一口

  • 太刀  銘康(以下不明)伝康光  一口

■所在地佐賀市与賀町 与賀神社
■文化財指定状況国 重要文化財
■文化財指定日昭和25年8月29日
■登録ID5330

この太刀は「康」以下不明であるが、備前国(岡山県東部)長船(おさふね)の康光の作とされている。この期の備前刀を一般に「応永備前(おうえいびぜん)」と呼び、盛光(もりみつ)・康光・則光(のりみつ)を三光(さんみつ)と呼んでいる。現在康光の作刀で「応永二二年二月日」(1415)の紀年銘が国の重要文化財に指定されている。この太刀もこの頃の作と思われる。佐賀市の与賀神社に奉納されているもので、県内では数少ない名刀のひとつである。
法量 長さ72.3センチメートル。
反り 2.4センチメートル。
形状:鎬造(しのぎづくり)、庵棟(いおりむね)、細樋(ほそひ)が鎬にそってある。
鍛(きたえ):板目肌(いためはだ)。
刃文(はもん):匂本位(においほんい)の丁字乱れで、下の方は乱れが小さく、上にいくほど大きくなっている。また、腰の開いた乱れが交わり、映(うつ)り(地に白く影のようなものが立つ)が現われる。
帽子:乱れこんで小丸に返る。
中心(なかご):生(う)ぶ。栗尻(くりじり)、鑢(やすり)目勝手下り。目釘穴1個。