乱斗山古墳群

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乱斗山古墳群

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■所在地佐賀市金立町大字金立 松尾学園
■文化財指定状況佐賀市 史跡
■文化財指定日平成5年3月31日
■登録ID5241

金立山麓の金立川流域に、古墳時代の6世紀後半~7世紀前半に築造された黒土原古墳群、金立社中宮付近古墳及び乱斗山古墳群がある。これらの群集墳のほとんどは横穴式石室を内部主体とする小円墳である。他地域にも、これに類するものが存在していたが、一部を残してほとんどが消滅している。
このような状況のなか、殊に乱斗山古墳群は、壊されずにその特徴を留め、良好な状態で遺存している。現在確認できる円墳は4基である。
その特徴は、
・巨大な石材を使用して石室を構成した巨石墳。
・石室の巨大さに比べて封土は小さく群集墳をなす。
・石室は、単室もののほか奥室と前室の2室を有する副室墳。
・内部主体が整備され、外郭の封土より内部の石室構成に重点が置かれている。
などである。