木彫毘沙門天立像

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木彫毘沙門天立像

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■所在地佐賀市西田代一丁目 本行寺
■文化財指定状況佐賀市 重要文化財
■文化財指定日昭和43年2月11日
■登録ID5176

本行寺は、日蓮宗身延山(みのぶさん)派に属する寺院で、毘沙門天立像は、本堂の中に併設した毘沙門堂(殿)に安置してある。
毘沙門天は、天部に属し、護法神の一つで、常に道を守って説法を聞くことから多聞天とも呼ばれる。顔の表情は、仏法を守護するきびしさと、人問の煩悩(ぼんのう)を叱咤(しった)するような、へいげいした力強さがあり、その内面には万民の幸福を守る慈悲心が宿されている。
本像は、頭部から脚部まで110センチメートル、仏頭22センチメートル、肩から腰部より脚部まで65センチメートル、台座から槍上まで147センチメートルである。
けやき材を素材とした寄木造りで、彫こんは、自由奔放にして稚拙さがあり、ほとんど損傷がなく原形が保たれている。玉眼はなく、木彫りのままであるが、作調、様式からみて平安時代の作かと推定される。両手の槍、剣と台座は部分的に後作補修のあとがあるが、佐賀市内の寺院堂宇にある天部尊像の中では、他に類のない貴重な木彫であり、本県内の仏像彫刻の中でも特長のある作調である。