車石
車石
■所在地佐賀市富士町大字鎌原
■登録ID2826
鎌原に鎮座する鎌王神社の祭神は女神で、男女連れ立って参りに行くと焼き餅を焼くという。苣木の向かいにある山の中腹に高さ4mほどの巨大な石がある。車石といい、鎌王神社の祭神がこの石に乗って降りてきたと伝えられている。現在、一部が欠けているが、もとは車輪のように円形をしていたという。車石は、出ている部分で約3mの円形の御影石で、今は大きく欠けている。
毎年11月30日は未婚の青年が出雲大社に行かれた神が帰って来られるのを待って拝殿で一晩中起きて酒を飲んだり夜食をする。そこで神定められた女性との結婚が可能となるといわれている。
出典:富士町史下p.631 p.746