犬塚正雄

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犬塚正雄

■所在地佐賀市鍋島町
■年代現代
■登録ID2694

 蛎久出身。長崎医専卒業後父の遺業をつぎ、日夜村民の保健医療に奔走し、傍ら社会事業に献身し、青少年の指導、知識の啓発、風紀の醇化に努力し、また小学校校医として、児童の体力向上に努めその功により昭和29年知事表彰を受けた。その間消防団長として活躍したが昭和32年2月死去。
 彼は田舎医としては稀な名医であり、仁医であり、しかも研究心旺盛で、最後の病床にありながら専門書を枕頭から離さなかった。誰よりも鍋島と農民と子どもを愛した人格者であり、その高潔な人となりは今に至るまで語り草となっている。彼こそは農民と一体となりきったほんとの農村医であった。

出典:鍋島町史 第一篇p.79