山本常朝誕生地
山本常朝誕生地
■所在地佐賀市水ヶ江二丁目
■年代近世
■登録ID2437
中の橋小路、水ヶ江大通り、角の野田金物店から東に入って4軒目、戦前、県立病院臼井鉄治院長が開業していた臼井病院跡地に「葉隠口述者山本常朝誕生地」の石の標柱が立っている。
山本常朝は万治2年(1659)中野神右衛門重澄の三男としてこの地に生まれた。重澄は承応3年(1654)有田代官を辞任して64歳で佐賀に戻り、この地に住んで本藩に仕え、万治元年(1658)隠居が認められたのは4年後69歳のときであった。常朝はその翌年、重澄70歳の子として生まれた。常朝は幼少の頃虚弱体質であったが、父重澄はスパルタ教育で常朝を鍛えた逸話も多い。あの気迫にみちた『葉隠』を生む原動力となった。
出典:佐賀城下みて歩きP9