久池井

久池井

■所在地佐賀市大和町
■登録ID2309

 昔は「朽井」と書いた。正嘉元年(1257)上佐嘉一帯の領主高木氏に代って、国分次郎忠俊が朽井の地頭職になってから、その子国分季高(法名順光)もまた国分寺、朽井村の地頭職になっている。旧春日村は彼らの支配下であった。江戸初期の正保2年(1645)に作られた郷村帳には久池井村の地名で書かれている。久池井は奈良時代以降、肥前国を治める国府の正庁が置かれた地区内でもあった。

出典:大和町史P.609〜610