西与賀町の伝説

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西与賀町の伝説

■所在地佐賀市西与賀町
■年代古代
■登録ID205

全国各地に日本武尊の伝説が存在するが、熊襲征伐のくだりでこの西与賀町関連部分がある。それによると武尊は長門国より乗船し、五島、平戸を経て有明海に入り、火前(ひのまえ)の御崎(みさき・諫早の肥の御崎の説有り)に一応上陸、ここより現地の者による水先案内で、佐賀郡西与賀村の元相応あたりに上陸、そこから小津江(多布施川流域か)を遡行し「中の龍造島」に至ったという。真偽のほどはともかくとして、古代、この西与賀町の大半が海または湿地であったとするのが一般的な考えであるが、この説話は少なくとも一部には人々が生活していたことを示唆しているのではないだろうか。

出典:西与賀の歴史とその周辺p1