有明海の水産物

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有明海の水産物

■所在地佐賀市西与賀町
■登録ID191

水面が狭い割合に注入河川が多いので、栄養塩類にとみ、魚介類の天然飼料が豊富なために、稚魚の育成に適している。局部的には、外洋性魚類のサワラ、ヒラ、グチ等が生殖のため回遊してくるし、餌を求めて回遊してきて長期間滞留するハモ、サヨリ、マボラ、ススキ、クロダイ、ヒラメ等も多く、定住的に棲息している沿岸性魚類のハゼ類、アカグチ、メナダ等は非常に多い。しかし、有明海の海水は、空気の温度に強い影響を受けるため冬期水温が低下するので、魚類はそれを避けて沖合の深所に移動する。
有明海の広大な干潟は、泥土および砂土からなっていて、飼料となるプランクトンも多いため貝類の繁殖に適し、アゲマキ、カキ、アサリ等が棲息している。また、今日ではノリの養殖が行われている。

出典:西与賀の歴史とその周辺p60