大堂神社

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■所在地佐賀市諸富町大字大堂695
■年代中世
■登録ID1662

祭神 事代主神、大山祗命、豊玉姫命、三女神、平将門
沿革
当社は人皇第91代後宇多天皇の御宇肥前の太守小田祐光は夢に老翁の弓箭を手にし告げて、吾はこの地鎮守の神、故に国土を衛護し万民を鎮護すること久しと、その声雷の如く驚きさめて室外を見れば白羽の矢がありこれを納め、その部下諸富修理太夫も同じ霊夢をみたので両人相談して太宰少弐政祐にきいたところ政祐も同じ夢をみたと、これは正しく神勅であるとし、社殿を建てこれを祀り大堂六所大明神と称した。時に弘安2年11月29日で社田53町余を拝領した。
鍋島日峰公蓮池に居城し氏神として敬信し寛永5年(1623)現在地に社殿を建立した(※)。これが今の大堂神社である。
明治4年2月15日村社に列せられ、大正7年8月2日郷社に昇格した。
明治39年4月神饌弊帛料供進指定
宝物
銅造明神鳥居(昭和46年6月23日佐賀県重要文化財指定)、そのほか絵画、石造物の狛犬、唐獅子等がある。
その他
境内社:樫森稲荷社、厳島神社
例祭:春祭4月29日、秋祭10月29日、祈年祭2月17日

※『佐賀県近世史料第十編第一巻』p168によれば、「寛永十四年、勝茂様御代、只今之場所へ被為移」とあり、寛永14年(1637)勝茂公の代にこの地に移したとされている。

出典:諸富町史P.1270

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