千人塚

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千人塚

■所在地佐賀市諸富町
■登録ID1636

諸富橋の近くの川沿いに享保6年(1721)に建立された「南無阿彌陀佛三界萬霊等」と刻まれた170cm余りの石碑が建っており、地元では千人塚と呼んでいる。
享保年間(1716〜1735)の大飢きんには疫病がまん延し餓死者が多数出たといわれ、これらの人々の霊を慰めるために建立したと伝えられている。
一人の旅の僧が筑後川のほとりにたたずんでいた。打ち続く凶作に人々は食物や水を求めてさまよっていた。また、戦国時代にこの辺一帯で合戦があり、討ち死にした者が多数埋れており、村人は幾度となく白骨や火の玉を見たという。僧はこの村に宿る怨霊を追う決心をし村人と相談し「三界萬霊」と刻んだ石碑を建てて、餓死者をはじめすべての霊を慰め、再び流浪の旅を続けたという。
また、一説には往昔、斬罪の地といわれ、その数が1,000人に及んだので千人塚というとも伝える。
碑銘
莫謂西方遠 南無阿彌陀佛三界萬霊等 唯須千念心 享保六歳次辛丑九月十五日 本願施主圓達

出典:諸富町史P.1236