ねじぼう

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ねじぼう

■所在地佐賀市西与賀町
■登録ID160

潮がまだ引かない時や、潮が引ききらない少し深めの所にいるうみたけを捕獲する道具であって、このねじぼうは、歩行者の用いるものと船の上から用いるものと2種類がある。丸太の先端に近いところに両端を少し折り曲げた鉄材を取り付けた簡単な構造である。
歩行者用のものは長さ1mほど、把手の長さ60cm、鉄材の長さ40cmで船から用いるのは歩行困難な深い場所を中心とするもので、把手の両端を握って、泥土中にめり込ませ、両手を回転した後に引き上げる。鉄材に、うみたけがくっついてくるので、それを取り上げる。
うみたけは、二枚貝であって、貝殻を下にして、上の方に長く肉身とを切断して引き上げるのであるから、熟練しないとうまくいかないという。

出典:西与賀の歴史とその周辺p67