押板

押板

■所在地佐賀市西与賀町
■登録ID153

押板、はね板等と呼ばれているもので、干潟の上をすべっていく一種のスキーである。杉の一枚板の先端をとがらせて、反らしてあり、中央よりやや先端に近いところにのせる桶を安定させるための細い横木を取りつけただけの簡単な構造である。好みによって大きさは自由であるが、一般に砂地がかった干潟の所は小形のものが使用しやすいといわれている。
この押板は干潟の上を移動する際の乗物であるが、漁具や漁獲物を運搬するための道具でもあり、すぼかき、むつつり等の場合には欠くことのできない道具である。押板の上にのせた桶に手をかけて身体を支え、片膝は円座に当て、片足は干潟の上におき、その干潟の上においた足先で干潟をけって進むものである。押板の起源は不明である。

出典:西与賀の歴史とその周辺p63