得仏

得仏

■所在地佐賀市久保田町
■登録ID1516

 聖武天皇の御代、天平年間(729〜749)、僧行基がこの地を訪れたとき、不思議な霊験により仏像を得た。行基は寺を建立し、仏像を祀ると村人たちはこぞって礼拝をした。また、度々水害に悩まされていた嘉瀬川の堤防も修理してくれたので、村人たちはこれこそ、生仏の授け給う得であるといって、村の名を得仏と称し、堤防を得仏土井といって永くこれを記念した。

出典:久保田町史 p.635〜636