石丸 正光
石丸 正光
■所在地佐賀市久保田町
■登録ID1504
大正3年〜平成10年(1914〜1998)教育者
久保田町徳間において石丸龍応の次男として出生。家は日蓮宗の寺であった。家族の勧めもあり自らも、宗教家への道に精進し、学校も立正大学史学科に進学、卒業後の昭和12年東京都大森区役所の教育課に勤務する。
昭和27年、佐賀に帰り県立白石高等学校をはじめ、各高等学校に勤務。昭和38年佐賀工業高等学校教頭の頃、校舎建設および生徒指導など学校の発展に尽力した功績が認められ、校長・同窓会より感謝状が贈られた。
昭和45年4月、県立ろう学校長に昇進、九州初の幼稚部を新設。佐賀農芸高等学校(現高志館高校)を最後に定年退職した。(60歳)教育功労表彰受賞(佐賀県教育委員会)
昭和29年1月、地域の要望にこたえ私立久保田幼稚園を開設、寺の本堂と庫裏を仮園舎として開園、定員80名、5歳児2学級。同年佐賀県知事幼稚園設置認可、年内に園舎建設工事完了、定員120名、4学級。
昭和56年、学校法人慈光学園設立認可、理事長石丸正光、久保田幼稚園長石丸正子。昭和61年12月新園舎竣工、県下に誇る近代的な園舎として各方面からの注目を集め、仏教の心を中心にした幼稚園教育の理想実現に向かって、教育環境が整備された。平成10年9月、創立45周年記念像建立および記念式典を挙行。同年10月逝去。
日蓮宗一級法功章、従五位勲四等瑞宝章 享年85歳
出典:久保田町史 p.335