井上 正喜

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井上 正喜

■所在地佐賀市久保田町
■登録ID1503

大正2年〜平成5年(1912〜1993)教育者
 福岡県朝倉郡朝倉町比良松の井上亀次郎の三男として出生。郷里の小学校を卒業、朝倉中学校(旧制)に進学、スポーツを好み向学の志篤く、中学校の体育教師を目指し東京高等師範学校体育科に入学、特にバレーボールの部員として活躍鮮やかなボールさばきで、度々チームの勝利に貢献した。
 卒業後、尾道中学校に赴任したが、間もなく兵役に服することになり学校を離れたが、帰還後の昭和16年7月、佐賀県立女子師範学校教諭を命ぜられ佐賀に赴任、良緑に恵まれ佐賀に永住を決意する。のち妻の里である久保田町徳万に家を構えた。戦後の学制改革にともない佐賀大学が開設され、教育学部教授として学生の指導にあたる。その間、バレーボール協会の育成指導に情熱を燃やし、県バレーボール協会会長に推挙され、学校教育・社会体育の両面に、その手腕を発揮した。特に、婦人の健康と楽しい触れ合いを目的に、ママさんバレーを発足させ、県内全市町村に普及させた功績は極めて顕著である。定年退職後も、福岡教育大学に招かれ3年間に亘り学生の指導にあたる。土曜、日曜も暇さえあれば、バレーボールの指導に奔走した。従三位勲三等旭日中綬章が贈られた。享年81歳

出典:久保田町史 p.334