馬頭観音

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■所在地佐賀市西与賀町
■登録ID135

馬頭観音は、観音の変化像であり、六観音あるいは七観音の一つに数えられ、他の観音が慈悲相であるのに対して、忿怒の形相に造像されるところから大力持明王、馬頭明王、馬頭金剛明王などとも呼ばれ、八大明王の中にその名が見られる。
造立の目的は、牛馬、特に馬の供養と結びついたものである。馬の供養や無病息災の祈願をこめて建てられている。時代が下るに従って特定の死馬の供養の目的で造立され、墓標的な意味を持つものも出現する。これらの観音は主として牛馬に関係ある職業の人たちの講集団や個人に信仰されて石仏が造立された。

出典:西与賀の歴史とその周辺p33