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■所在地佐賀市東与賀町 ■登録ID1070
3月下旬から4月上旬にかけて用水堀の泥土揚げが行われる。田植え前に堀のしゅんせつと泥土の肥料化を狙って行う公役の一つで辛い作業であった。 堀を干して、若者達がゴミカキという手桶を持って腰まで浸って泥をかきだすと、丸太を組んだ足場の上から双方5、6人でゴミクイ桶を投げ入れて田まで汲みだした。 シミャア祝いでは、ゴミクイ餅を搗き子ども達に配り、獲れたばかりの鮒が御馳走であった。 泥土が乾燥すれば、ブイで担いで田にひろげて肥料とした。
出典:東与賀町史P1030