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[指定文化財][佐賀市][久保田町]は2件登録されています。
指定文化財 佐賀市 久保田町
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快万浮立
重要無形民俗文化財
佐賀平野各地に多く伝承されている天衝舞系統の浮立で、藩政時代から伝承されてきたと思われ、長く途絶えていたが、昭和60年代に地区有志により復活をした。 4年に一度大字別の輪番で香椎神社の秋季大祭で奉納され、大太鼓、鉦、笛の伴奏でゼンジャーコ(銭太鼓)とモリャーシ(締太鼓)が舞う。浮立の構成人員は約40人。 曲目は道行き、鳥居がかり、神の前、四つまくり、三つまくり、でやぁーがある。 ゼンジャーコは、直径5センチメートル、長さ30センチメートルほどの竹筒の中に銭や鈴を仕込み、振ると音がでるようになっており、筒の表面を色紙で飾り、両端に飾りの房がつけられている。
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香椎神社肥前鳥居 一基
重要文化財
香椎神社は、安元3年(1177)ごろ、この地の地頭窪田因幡守藤原利常(くぼたいなばのかみふじわらとしつね)が、久保田村矢櫃の森という所に創建したが、天明ごろ現在地へ社地替えとなったと伝えられている。祭神は、神功皇后、応神天皇、住吉大神である。 肥前鳥居は佐賀市を中心とする肥前一帯のほか、長崎県や福岡県の一部にも分布する。江戸時代初期に数多く造立され、延宝年間(1673~81)ころから著しくその数は減っている。 この鳥居は香椎神社の二の鳥居で、柱は二本継、貫・島木は三本継であるが、中型の鳥居としては二本継は珍しい。造立銘によれば、慶長11年(1606)に龍造寺政家が一門の安泰を祈願して建立したものである。