木造阿弥陀如来立像

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木造阿弥陀如来立像

  • 木造阿弥陀如来立像

■所在地佐賀市諸富町大字寺井津 光専寺
■文化財指定状況佐賀市 重要文化財
■文化財指定日昭和57年4月1日
■登録ID5206

光専寺は、肥前国最初の真宗道場と伝えられ、清和源氏の竹田刑部小輔太郎信重を祖とする甲斐民部大輔神四郎(教明教師)により建立されたと伝えられる。
阿弥陀如来立像は桧材の寄木造で、玉眼、漆箔像で像高77センチメートルである。
光専寺の伝承では、浄土教を全国に広めた源信僧都の作と伝えられているが、鎌倉時代の専門仏師の作と考えられる。胸が厚く優美に流れた衣は、快慶様のたくましさと繊細さがうかがわれ、来迎引接(らいごういんじょう)の姿をとり、西方浄土にあって大悲による永遠の救いをする阿弥陀如来の功徳をあらわしている。