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[民俗・芸能][その他][鍋島校区]は6件登録されています。
民俗・芸能 その他 鍋島校区
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公役
昔からのしきたりによって、地区に住む人には公役が義務づけられている。公役は道路の補修とか河川の清掃など地区の実態によって色々異なった共同作業であり、昔は男の仕事であったが、今では婦人が多くなった。地区によっては不参者から出不足金を徴収して、お菓子代にあてているところもある。
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寄合い・よいかた・ももて
田舎の地区は普通、古賀とか小路とかいう隣保組織になっている処が多い。各古賀には班長がいて地区の世話をする。地区全体のまとめ役は自治会長である。この自治会長、班長が地区の役員であり執行部である。自治会長は必要に応じて、各戸一人ずつ世帯主(或いは代理)を召集して寄合いを開き、種々の協議、伝達、報告をする。この寄合いの決議によって自治会長は地区の運営をしてゆく。一面この寄合いという会合は、あらゆるニュースの交換所であり討論の場でもある。
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お茶講
これは昔から伝わっている農村の美しい特色の一つである。各地区のほぼ十戸単位の隣保班組織で、古賀とか小路とかじつことか呼ばれている。江戸時代の昔から残っている自治機関「十人組」の名残りらしい。結婚披露宴や出産、病気、不慮の事故発生の場合など、まずかけつけてくれるのは、このお茶講うちの人たちである。元来信仰的な講の集まりから起こった親睦会の様なものである。鍋島では、仏の供養とか出産とか日晴れとか、お彼岸とか旅行とか退院などの場合一切の配り物をして、隣近所に喜憂を分かち合うことで「遠い親戚より近い他人」という諺どおりであり、こんな美風はいつまでも残したいものである。
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ねん棒
樫・柳等の木の桂枝を50cmぐらいに切り、先をとがらしたもので、地面に突きさす遊びである。人数は4・5人でやり、はじめの人が地面に突きさすと、次の人から順に突きさし相手の棒を倒す。きれいに倒れたらその棒は倒した者に渡る。これを順々にやっていく遊びである。
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トーバタ(凧)上げ
男の子は稲の穂が出初める9月、畦でトーバタをあげた。小刀で竹を割りヒゴを骨として紙を貼り、思い思いに作ったものを空にあげて友だちと競う遊びである。
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ぺチャ
円形の厚紙にきれいな絵をはりつけたものを、ジャンケンで負けた者が地面に置く。次の人から順にペチャを叩きつける。そのとき、瞬間の風を利用して相手のぺチャをひっくり返すと、そのペチャは自分のものになる。