弘道館記念碑学舎図
弘道館記念碑学舎図
■所在地佐賀市松原2丁目
■年代近世
■登録ID995
天明元年(1781)、鍋島治茂が松原小路に藩校として創設した。
弘道館の教えは、寛政の三博士と謳われる一人で、藩士随一の学者・古賀精里の指導により、「四書五経」の精読などが行なわれた。定められた課程を終了出来なかった者は、その家禄を減らされたり、藩吏になれないなど厳しい定めが設けられた。
その教導にあたる教授の中には、大隈重信らを育てた武富い南や草場佩川などの有能な学者が多数いた。
「小学」礼記王制篇からの「勧功興学」がのちの「勧興小学校」の校名由来である。
※「武富い南」の「い」を漢字で表記すると、「圯」の右部分が「已」で表記される。
出典:ふるさと勧興(P.45)