「佐賀の名のおこり」

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「佐賀の名のおこり」

■所在地佐賀市嘉瀬町
■登録ID87

「肥前風土記」は景行天皇・日本武尊の巡幸説話でその中から。九州全域の行政は筑紫大宰。肥前の国府は大和町久池井附近。国府の下組織に郡があって賢女郡があった。賢女郡がなまって佐嘉郡になったと思われる。賢女についてだが、反抗的な土蜘蛛に人形・馬形をつくり、国王の大荒田が占ないをしたら従順になった。この土地を賢女郡となすとある。「日本霊異記」777年奈良時代の説話集で、それには肥前国佐嘉郡(さかのこおり)とある。佐賀と言う地名は日本にあちこちにあるが、アイヌ語で「サガ」とは浜辺の土地を言うとある。平野自然造成の源は川上川であるが、弥生時代の後期(2.000年前)と思われる国主大荒田も国主卑弥呼と同じく、世俗的な権力と宗教的な権威とを兼ね備えて君臨したと思われる。

出典:嘉瀬津よもやま話(P.22)