本庄神社刻像弁財天

  1. 神社仏閣
  2. 仏像
  3. 検索結果
  4. 本庄神社刻像弁財天

本庄神社刻像弁財天

  • 本庄神社刻像弁財天
  • 本庄神社刻像弁財天
  • 本庄神社刻像弁財天

■所在地佐賀市本庄町大字本庄1156
■年代近世
■登録ID756

神殿裏側に、文政13年(1830)刻銘があり、琵琶を抱いた像を彫った弁財天の石祠がある。
弁財天は、河沼の水辺に祀られ水の神として信仰された。しかし、土地を沃する五穀豊穣の神格は、わが国古来の食物の神である宇賀神と同神となり、また、市杵島姫命と習合して崇敬されていた。福徳神として江戸時代には七福神の一員となって信仰され、音楽や弁財を司る神として妙音天とも称され、琵琶を抱いた尊像も造られて花街の女性の信仰も集めていた。さらに、神体を蛇神につくり、巳待ちの本尊として崇められ各分野の人々によって信仰されているのが弁財天である。
古代から信仰の対象になっている脊振山、金立山、天山などの神山には、弁財天が奉祀されているが、おそらく農業用水の供給源としての水神信仰がこれらの神山には古くから存在していて、この水神信仰が水神としての弁財天と結びついていったものであろうと考えられている。

出典:佐賀市の石造文化ワークショップ中野和彦氏寄稿

地図