円満院

円満院

■所在地佐賀市巨勢町
■年代古代
■登録ID696

巨勢神社の神宮寺であった円満院は神社の北側にあって後鳥羽院の建久5年に阿増法印がこの地に開き、明星院と号したが、火事で焼けてしまった。後、後土御門院の時、増範法印という人が再興して円満院神幅寺といったと言われている。
明治7年、牛島村と高尾村でこの円満院に牛島小学校を開設した。
これが巨勢小学校の始まりである。
明治以前には神社と寺院が同居するのは当然で寺が神社を守っていたのである。円満院の住職の墓が整理されて残っている。

出典:巨勢町見てあるきP.14