真崎式灌漑ポンプ

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真崎式灌漑ポンプ

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■所在地佐賀市巨勢町修理田
■年代現代
■登録ID662

真崎照郷により大正10年頃に佐賀県最初の機械灌漑施設を開発。スタート時は5馬力のディーゼルエンジンで実施したが失敗、その後石油発動機、ガス発動機と改良を加え揚水施設を完成させた。
大正12年5月から電気揚水に改造され佐賀平野に広く普及した。
しかし、昭和20年の終戦後は鉄が不足し、そこで考案されたものが心臓部の動力部と下部の給水駆動部を鋳物で製造し、中間部をセメントと石綿を混ぜ合わせたもので製造し、苦境を乗り切った。
駆動軸は傘歯車で製造されており、騒音が激しく原動部のモーターとの噛み合わせも時々トラブルが発生したそうである。そのためにギア方式からVベルト方式へ農業生産者のほうで改善され、現在も修理田生産組合で大事に使用されている。購入されたのは、昭和27年頃とのことである。

出典:ワークショップ