歌日独戦争凱旋祝賀の歌

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歌日独戦争凱旋祝賀の歌

■所在地佐賀市蓮池町
■登録ID324

園田喜八作
ころは大正3年の しかも8月半頃 日独戦争の命下り 此處や彼處の兵士らは 老たる父母あとに見て 恋しき妻子に生別れ 神尾中将の命令で リュウコウ湾やロウザン湾 知らぬ支那地に上陸し 青島さして進軍す 雨の降る日も風の日も 所定めずまま食べず 艱難苦労も厭いなく 兎追うように追いかけて 向う遙に眺むれば 西も東も砲台よ 南も北も砲台よ 其の内名高き砲台は モルトゲ・イルチス・ビスマーク ワルデック将軍が 固めたる17年がその間 金と知恵とに打任せ 難攻不落と誇りたる 膠州湾もなんのその 撃てや撃て撃て敵軍よ 弾丸の当るだけ撃て見よ 九州男子の手の内を 名誉と共に汚さらん 今日凱旋の兵士等を 喜び迎える国民の 万歳天地に轟きて 國の誉は吉野なる 朝日に匂う山櫻 天皇陛下万々歳 我陸海軍万々歳♪
(蓮池仁輪加一等賞受賞の歌)

出典:芙蓉P.168