餅つき(12月下旬)

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餅つき(12月下旬)

■所在地佐賀市嘉瀬町
■登録ID31

 年の瀬も押迫ると、各部落では思い思いに組を作って餅つきを行った。29日の日は「苦」に通じるとして一般にこの日を避けた。にわなかや門先に大臼を据えて5、6名の壮青年が向う鉢巻をして餅をつき、女の人はつきあがった餅を丸めていた。この餅つきで正月用の歳の餅や神仏に供える餅を作った。各家庭でつく餅は糯米(もちごめ)1俵(約60kg)以上のところが多かった。しかし近年ではこの様な方式は殆んど行われずに機械で餅をついたり、業者に依頼することが多くなった。しかし、嘉瀬津、元町、扇町等では公民館や子どもクラブの行事として実施している。

出典:嘉瀬町史 (P.150)