杉山の経済と文化

杉山の経済と文化

■所在地佐賀市富士町大字杉山
■登録ID2899

 大正3年(1915)に杉山の地に硅長石(巨晶花崗岩・ペグマタイト)、硅石や緑柱石が発見され、西松浦郡曲川村四番地空閑昌太郎氏が事業主となり採掘粉砕の事業を始められた。
 このため他市町村より人も転入し、戸数も60戸の以上となり人口も350人程になり大集落となった。雑貨店や旅人宿も出来日常生活も便利になった。硅石事務所より七山村池原事務所間の電話架設もされた。大正5年(1917)には、空閑昌太郎が杉山区民の幸せの為にと申し水車式発電機を建設し、5kwの電気の光が60戸家庭を照らし喜ばれた。この頃の時代に電気が光り、電話が架設された事で杉山村は文化の村と褒め讃えられた。

出典:富士町史下p.733〜p734