鍋島消防団

鍋島消防団

■所在地佐賀市鍋島町
■登録ID2714

佐賀市消防団鍋島分団第1部に受け継がれている貴重な消防団の沿革は以下のとおりとなっている。
1.私設消防組の設置  明治10年 2月 蛎久消防組設置
            明治33年11月 鍋島消防組設置
2.大正15年11月    公設鍋島消防組に改組 1部:蛎久、3部鍋島
3.昭和14年 4月    警防団に改組
4.昭和23年 9月    自治体鍋島村消防団に改組 
            昭和27年9月に第5部を森西に設置
蛎久消防組は明治10年の設立で、鍋島村誕生以前の蛎久村と呼ばれた頃であり、地方における消防組としては最先端を行くものであったに違いない。昭和25年10月6日、佐賀市の城南中学校グランドで第1回佐賀県消防操法大会にガソリンポンプ操法で出場した鍋島消防団が見事1位の成績を収めて県下消防の志気を鼓舞し、鍋島の名を博したことは今も消防人の間に語り継がれている。
昭和28年鍋島の大水害の折には遺体の捜索、救護、救助、嘉瀬川本流の堰止め工事に常に率先して活躍し、町民の信望に応え感謝された。その後、諫早の大水害や県内塩田川堤防の決壊の折には、分団をあげて応援に出動し、28水の御恩返しに励み、麗しい行為として賞賛された。

出典:鍋島町史P125〜128