イッチーの木

イッチーの木

■所在地佐賀市鍋島町
■登録ID2705

 樹令……350年以上。『名木、古木』
 鍋島直茂、成富兵庫などが亡くなった頃の生まれで天満宮境内にある。
 イッチーの実の熟したものは、色がとても美しい。ドングリの背くらべというがイッチーもほとんどが形にかわりがなく整っている。コマ等を作って時間のたつのも忘れて遊んだ。今のように電池を入れた遊び道具などなかった時代は貴重なもので、子どもの財産くらべにはその数がものを言った。
 手に入れる方法は
・石か瓦を、なっている枝に投げあてて落す。
・朝はやく、提灯つけて落ちたものを拾う。
・堀に落ちたものを、椿の葉をまるめて竹の先につけ水の中から拾いあげる。
・ゲーム(イッチーあて)に勝つ。

出典:鍋島町史p.307〜308