忠魂碑

忠魂碑

■所在地佐賀市鍋島1丁目1-2(鍋島小学校内)
■年代近代
■登録ID2627

鍋島町遺族会は、日露・日独戦争や満州・上海・支那事変・大東亜戦争において戦没された英霊を祭神として、大正13年10月鍋島小学校の一角に鍋島町郷友会の発起で忠魂碑が建設された。
ところが昭和16年勃発の大東亜戦争で敗戦となり占領下のもと一時倒壊のやむなきに至った。
戦後忠魂碑再建委員会が設けられ、鍋島町全域からの現金や奉賀米等の寄附により、昭和28年3月に再建された。当時の合祀者数300有余柱を祀り、遺族会は毎月開かれ献花清掃は地区当番を決めて、諸英霊のご冥福を祈り、年1回郷友会主催で合同慰霊祭が行われている。また、同碑の横に明治39年6月に鍋島村奉公会で建てられた日露役戦死者の碑も東新庄から移され忠魂碑の横に奉神されている。
昭和28年忠魂碑建設のための現金寄附は、20万2000円、奉賀米算額15万1000円で合計35万3000円である。(内、忠魂碑建設費は18万7000円) 

出典:鍋島町史P50〜51昭和28年忠魂碑建設委員資料

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