佐嘉の地名起源(『肥前風土記』)

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佐嘉の地名起源(『肥前風土記』)

■所在地佐賀市(赤松)
■登録ID2491

日本武尊が御巡幸の時、楠巨木が繁茂しているのを見て「この国は栄えの国というべし」といわれた言葉から、栄郡(さかえこおり)転じて佐嘉郡になったという。
郡の西の川に荒ぶる神がいて、往来の人の半数を生かし、半数を殺した。そこで郡の主が大荒田の占いに問うたら巫女、旧く「下山田の上で生けにえの代わりに人形、馬形を造って神を祭れ」と、そのようにしたら荒ぶる神はやわらぎ静まった。そこで、この巫女は賢女(さかしめ)であるといわれたことから、賢女郡というようになったという。

出典:あゝ佐賀城その歴史と周辺P14