横目橋

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■所在地佐賀市(北水ヶ江)
■年代無し
■登録ID2430

橋は材木町と水ヶ江町の間の裏十間川に架けられている。ここは佐賀城の外堀で川の西側が水ヶ江の武士の町、東側の材木町、紺屋町の名が示すように町人の町である。この橋を渡る時、いつも職業の違いで対立意識をしていたことから、お互いが敬遠して「じろり」と見つめあっていたことから、いつしかその名がつけられたといわれている。この周辺は明治の中頃まで舟が行き来をし、物資の集散地として栄えていた。この川筋の橋の横に「えびす像」が祀られている。往昔のえびす祭りは正月、5月、7月、9月の年4回行われ特に7月の祭りは川に舟舞台を設け踊りや、余興が行われていたという。いずれにせよこのえびす信仰は橋を渡る人を守護し安全を祈願したようである。近年十間堀川周辺は整備され、往時の面影に映し、風情がただよっている。

出典:あゝ佐賀城その歴史と周辺P44

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