寶琳院

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■所在地佐賀市鬼丸町12-30
■年代古代
■登録ID2406

【山号】恵日山
【宗派】天台宗
【本尊】聖観音菩薩
和銅4年(711)行基建立と伝えられ佐賀城下鬼丸町の南部にある。龍造寺氏の本拠に近く深いつながりをもっていた。長く衰微していた龍造寺氏を龍造寺康家が復興した。龍造寺の家系図によると、明応年間(1492〜1501)に水ヶ江城の館に移った水ヶ江龍造寺氏の祖康家の4子澄覚(家兼の兄)が開山し、住職となった。その後歴代の住職は龍造寺家から出た。2代目は家兼の孫にあたる豪覚であり、また豪覚の兄周家の子である胤信(隆信)は7歳で出家して寶琳院へ入り円月(圓月)と称した。のち還俗して五州二島の領主とよばれるほど勢力を培った。隆信の弟信周や、隆信曾孫にあたる伯庵(高房の子)の墓がある。

出典:あゝ佐賀城その歴史と周辺P62

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