八田宿(郷制以降)

八田宿(郷制以降)

■所在地北川副
■登録ID2399

城下から犬井道・早津江方へ行く街道に面する八田に沿った街道である。八坂神社、粟嶋神社がある。臨済宗南禅寺派の大応寺は、地蔵菩薩がご本尊で、歴代藩主の尊崇を受けていた。また、八大竜王が祀られているのは、高潮の災害があったことを物語る。
新郷の本願寺は、慶長7年(1602)に、藩士の吉田太郎衛門が建立したといわれ、川副七薬師の一つ、楠材の薬師如来を本尊とする。
八田宿は、八田江の海運の港があって、番所跡、荷揚げ場の跡が残っている。
阿高村も光法村に編入されるが、早くから地名が出ており(正保絵図)、弘照院がある。
角町も、明治になって、光法村に編入されるが、阿高・山津に接した佐賀藩の直轄領であって、村内に大国主命を祀る西宮社がある。
佐賀市重要有形民俗文化財に指定された、石造エビス坐像がある。

出典:わが郷土北川副町の歴史P53