副島種臣長崎遊学につき平山翁の学資援助

  1. 旧佐賀市
  2. 西与賀校区
  3. 副島種臣長崎遊学につき平山翁の学資援助

副島種臣長崎遊学につき平山翁の学資援助

■所在地佐賀市西与賀町
■登録ID221

長崎にオランダ人が初めて日本人に文物を伝来して以来、天下の士は奮って長崎に遊学する様になり種臣も、また志望に燃ゆること甚だしかったが、それを満たすだけの学資がなかったので養父吾左エ門は思い悩みの末、庄屋、平山栄十翁に相談された所、翁はただちに快諾されたので種臣は教授を辞し憧れの地、長崎に遊学することができた。
種臣が天下に識見を求むる基であって、明治維新後、一族東京移転後も吾左エ門氏は墓参りに帰郷する毎に平山家に立寄り、翁の1子を引受けて、学問をさしてやるからとの事なりしも、翁は遂にそれを受けなかったということである。

出典:ワークショップ