恵比須・大黒天

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■所在地佐賀市大和町
■登録ID2201

 鯛を抱え釣竿を肩にした恵比須、打出の小槌を持ち俵をふまえて立つ大黒は路傍の石神としてもまま見かけるが、当町内では恵比須は都渡城宿、尼寺四っ角、大黒天は尼寺印鑰社、尼寺東町、国分南の養父社、八幡宮等外にも探せば幾つもあるだろう。中には自然石の恵比須神や頭巾をかぶり穀物の入った袋を肩にかけた大黒像もある。共に七福神に数えられ福の神、殖産の神として商家では商売繁昌の神として祀っている。農家では田の神的性格があり、秋の刈上げに田の神として祀っている。大黒が性神として祀られる所もあるらしく、そう言えば後方から見た姿は男性の象徴を表わしているようである。このように信仰は多岐にわたるがいずれも生産に深い関係がある。

※写真は印鑰社の大黒天

出典:大和町史P.570